記録の取り方

職場で嫌がらせが横行していたら? 

じめられていたら?    

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我慢ができないほどひどいときは休むこと

体調を崩したら必ず医療機関の診断を受けること

自分一人だけの問題だとは思わないこと

ユニオンに寄せられる労働相談の中には「職場でのいじめ」上司による「嫌がらせ」(パワーハラスメント)が多くあります。

上司が仕事上の些細なミスを取り上げて、しつこく嫌味を言う。仕事に関係ない事柄を理由として、言いがかりをつける。明らかに嫌がらせとしか思えない命令をする。みんなが嫌がる仕事、成績が上がらない仕事だけをやらされる。上司の個人的好みに合わないからという理由で嫌がらせをされたり、悪口を言われる。上司との「つき合いが悪いから」という理由で嫌がらせをされたり、悪口を言われる。上司や管理職の無理な命令に従わないからということで、嫌がらせを受ける。同じ職場の同僚達が、一人の人間を集中していじめる 、趣味や好みについて、しつこく批判されたり、悪口を言われる。一人だけ仕事から外されて「村八分」状態にされる 陰口を言われたり、悪口を書いたメモや文書が作られて、回されている。社内ネットの掲示板に悪口やでたらめな内容がアップされる。暴力を振るわれる

私達NU東京へ寄せられる相談にも、以上のような内容がしばしばあります。 実際、会社・職場での「いじめ」は多く存在しているのです。

私達NU東京では、このような「職場いじめ」問題に向かい合うとき、ます、次のように問題を整理しましょう。

 職場いじめが、上司や同僚達の個人的感情や利害関係で行われているのか? あるいは人員削減や減給などをねらって会社・経営者側が意識的に行っているのか? 

 上司の個人的好みの押しつけや、偏った性格による嫌がらせが続いていると感じるときでも、会社が意図的に人員削減の為に嫌がらせを行うことがあります。 

 職場の労働環境や労働条件など、ストレスがたまりやすい状態になっていないか? 

長時間労働や、有給休暇取得が困難であること、また働きにくい職場環境や低賃金。このような労働環境ではストレスがたまり、従業員間に摩擦が起こりやすくなります。残念ながら、そのストレスは会社経営者に向かわずに、同じ職場の「弱い人」に向けられがちです。さらに、近年多くの会社が「導入」している、成果主義・実績主義の問題があります。無理な「成果目標」を押しつけたり、賃金を下げるためだけの「評価」がなされたりしている状況は、同時に職場で嫌がらせ・パワーハラスメントが発生しやすい状況といえます。

 会社の人事担当部門で社員間のトラブルを防ぐ方策が採られているのか?また、就業規則や各種の規程で、あるいは労使協約などで従業員間のトラブルを解決する方策が採られているのか? 

従業員は「即戦力」の人材を必要なだけ、欲しいときに取れば良い、そして後は従業員間の生存競争にまかせるなどと考えている経営者もいます。人事的施策的にも手放し状態では、職場で人権を侵害するような嫌がらせが発生しかねません。 

 様々な差別的感情を生むような土壌があるかどうか? 

いまだに、セクシャルハラスメントが横行する職場が多くあります。また、民族差別、被差別部落出身者への差別、障害者差別など後を絶ちません。職場内で人権侵害やさまざまな差別が発生しないようにするのは経営者の社会的責任です。経営者の姿勢が問われます。

? 職場でいじめにあったらどうしよう

 メモや記録を取りましょう 記録の取り方

 圧力が強くて辛い中ですが、自分が不利になるような文書などに合意をしないこと!

 暴力を受けて、けがをしたら、また病気になったら、きちんと医療機関の診断を受けること!(診断書をもらいましょう)

 自分一人の中に問題をしまい込まずに、人権団体や労働組合に相談することと!

 社内組織の「コンプライアンス委員会」などに相談しても解決せず、かえって問題を隠蔽されてしまうことが、時としてあります。まず、人権団体や労働組合に相談して、社内の組織が活用できるかどうか検討してみましょう    

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2013,3,25