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2003年4月2日に行われた「2003年春の共同行動」中央集会(夜6時30分から日比谷野外音楽堂)において、以下の集会アピールと集会決議を全集会参加者により確認しました。

4/2 労基法大改悪NO!中央集会

集会アピール

3月20日、ついにアメリカとイギリスはイラク攻撃を開始した。この戦争も日本政府の加担も絶対に許せない。多くのイラク民衆が殺戮され、長期にわたって世界の政治と経済を大混乱させるのは明らかだ。今こそ、心の底から反戦の声を上げ、行動を起こそう。一日も早くイラク戦争をやめさせよう。

 私たちは、一昨年以来、小泉改革NO!痛みの押しつけNO!を掲げ、労基法改悪やリストラ合理化に反対する闘いを様々な仲間と共に進めてきた。

3月7日、小泉政権は、労働側の強い反対を押し切って、労基法・派遣法の大改悪法案を閣議決定し、国会へ提出した。労働者の権利を定めた労基法に「使用者は解雇できる」という使用者の権利を定める、労働契約期間を原則3年に、高度専門職は5年へ延長する、企画業務型裁量労働制の手続要件を緩和し対象を拡大する、派遣対象業務を製造業や社会福祉施設の医療業務に拡大する、派遣期間を延長することなど、労基法・派遣法を変質させるとんでもない改悪案である。

ねらいは、正社員を解雇しやすくする一方、無権利でかつ期限切れで容易にクビにできる有期労働者や派遣労働者をさらに拡大し、雇用の流動化と分断化を促進する、ホワイトカラーの時間外労働を合法的サービス残業とすることだ。

これらの改悪法案の国会審議は、これから5月にかけて山場を迎える。私たちは、イラク戦争反対と労基法・派遣法大改悪阻止の闘いをつなげ、多くの労働者・市民の仲間と共に大きな運動のうねりを創り出そうと本日の中央行動・中央集会を取り組み、成功させた。「つぶせ!小泉政権 やめろ!イラク戦争 戦争も雇用破壊も許さない!こんな解雇ルールはいらない!労基法大改悪NO!」の闘いを、非正規労働者、未組織労働者、外国人労働者やNGO/NPOの仲間、すべての働く仲間と共に創り上げていこう。イラク戦争をやめさせ、労基法・派遣法大改悪を阻止するために全力で頑張ろう!

 2003年4月2日

  労基法大改悪NO!中央集会参 加者一同

 

集会決議

ブッシュのイラク戦争と 小泉政権の戦争加担に抗議する!

一日も早く戦争をやめさせよう!

米国ブッシュ大統領は、国連安保理を舞台にしたごり押しが通用しないとみるや、国連を無視して、英国とともにイラクに対する武力行使をする決定をし、世界の人々の平和への願いをふみにじり、ついに攻撃を始めた。

ブッシュ大統領は単独行動主義をかかげて、これまでも度々国際上の約束を反故にしてきたが、この度の決定は、それらのいずれにもまさる歴史上最大の犯罪である。平和な21世紀を期待する全世界の人々の願いに砂をかけて、再び戦争と混迷とテロの時代を作り出そうとする暴挙である。戦争によって失われる人命や財産は莫大なものとなり、底知れぬ執念の渦を作り出すに違いない。

私たちは、このイラクに対する戦争を絶対に許さない。私たちは、私たちの国の総理大臣があからさまにブッシュの戦争に指示していることを恥じないわけには行かない。平和憲法に立脚する日本の政府としてあるまじき行為である。

さまざまな仲間とともに、この無謀な戦争に反対して行われるあらゆる行動に積極的に参加、一日も早く戦争をやめさせよう。

2003年4月2日

  労基法大改悪NO!中央集会参加者一同

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